ヒューム管布設システム
国土交通省 NETIS登録済『大・中口径ヒューム管布設システム』
大規模造成工事、排水管路敷設工事、送水管路築造工事、あらゆる大・中口径ヒューム管(遠心力鉄筋コンクリート管)の布設工を劇的なまでに改善に導く工法です。
国土交通省が取り組んでいる NETIS(新技術情報提供システム)に登録認定されています。
国土交通省が取り組んでいる NETIS(新技術情報提供システム)に登録認定されています。
国土交通省 NETIS 認定 No,KK-160032-A
概要
工法の概要
- 管据付の時、『管据付決め位置誘導機』を使用して、管の荷下ろし終了と同時に据付完了。「据付決め位置」に誘導する治具を提供します。
- 管接合の時、底版コンクリートの差し筋等から固定した土留用の水圧ジャッキ2セットを使って、管軸上で確実に圧入接合方法を提供します。
従来工法の問題点
- 管据付の時、管下流側を据付済の管に少し差し込んで接合した後、クレーンと大バールなどで通りを調整していたが、施工時間がかかっていた。
- 管接合の時、ワイヤーとレバーブロック等で引っ張り込んだり、楔を打ち込んだりしていたが、時間がかかっていた。
適用可能な公共工事
- 大規模造成工事での排水管布設
- 農業用水等の送水管布設
- 技術提供可能地域/日本全国技術提供可能
新規性及び期待される効果
従来技術と比較してここを改善!
- 管据付時の管高・管通りを設計どおりに据え付けるための治具、『管据付決め位置誘導機』を管据付前に底版コンクリートに据付を行う。
- 管接合時に水圧ジャッキ2組を使用する。
期待される効果・メリット
- 『管据付決め位置誘導機』を使用する事で、管の荷下ろし終了と同時に据付完了。管の高さ調整・管通りの調整が不要で精度と施工速度が向上。
- 水圧ジャッキを使用する事により、管接合が安易に出来、接合時間が短縮する事となり、コストが減少出来、工期も短縮できる。
大・中口径ヒューム管布設システムの特徴
1.高スピード
- 「位置決め法」と「接合法」が独自開発法でとにかく速い。
- 従来工法より約40%以上スピードアップ!対標準歩掛。
- 工期短縮・工程圧縮、工程管理に大きく貢献。
2.高品質
- 独自の「位置決め法」は機械式で正確・確実。
- よって施工精度も大幅アップ、出来形のばらつき大幅ダウン
- 品質向上に大きく貢献
3.より安全
- 従来工法のように危険ゾーンに人が立ち入らないためより安全
- 玉掛け作業時間が短縮されて罹災リスクが大きく低減
- 従来工法に比べ作業員の数も減り、罹災リスク低減
4.低コスト(Φ1800の場合)
- 従来工法より11%以上コストダウン対標準歩掛
- 従来工法より1人少ない人数で従来工法より39%以上スピードアップ対標準歩掛
- 施工スピードと相乗効果で実際は想像以上にコストダウン
布設方法について
「管据付決め位置誘導機」を使って管据付を確実に
- 予め「管据付決め位置誘導機」を管1本に対し1台準備する。
- 高さ・通りを基準に合わせてセット固定する。
- ヒューム管の荷下ろしの完了と同時に管据付完了となる。
- 後は接合するだけ。
- 接合時に軸がブレても「管据付決め位置誘導機」で常に正常な位置に戻る。
- 何tもある丸いヒューム管を「落ち着く所はここしかない」場所を作る器具です。
接合法は安全確実に「圧入接合」で
- 従来工法は「引き込み」だが、新工法は押し込み、圧入接合
- 危険ゾーンに人が行かないのでより安全
- ジャッキを使って管軸上で状態を見ながら確実に圧入
- 圧入器具がシンプルで、1本毎の移動もスマートで速い